小麦の収穫が終ったのでうどん粉について
なぜ、うどんには塩を入れるんでしょうか?
それには4つの効果があるそうです。(フムフム)
1.着味(茹でてちょっと塩っぱいこと?)
2.抑菌(寝かして置くとき腐らせないってことだ)
3.収斂(しゅうれん。つまり締まりをよくするんだね)
4.保湿性(ひび割れさせないってことだね)
うどん粉だけを水で練って茹でるとスイトンのように周りが
ベタベタするし、腰もないから塩を加えるってことで
あの独特の食感を出してるようです。
で、今回は何かというと、では食塩はどの程度入れたらいいの?
という全国的な質問ですが...(笑)
これは最低でも5%(うどん粉重量に対して)以上ないとダメだそうです。
エッそれって1キロのうどん粉に50グラムってこと?
これは結構塩っぱいですが、昔あきる野のあたりでは
うどん粉1升に塩1つかみと言われてましたので、大体合っていますね。
また、塩を入れると収斂効果によって固いうどん玉になりますよね。
関東でいうと群馬の水沢、関西でいうと讃岐がうどんとしては有名ですが
この両者ともうどん粉のグルテン(麩)を構成するたんぱく質が少ないらしい
です。
それで、この収斂効果を出すために、それらの地方のうどんは、あきる野近辺に
くらべて塩分が高いのですね。少ないと生地がダレてしまうらしいです。
すると、多摩農園のうどん粉はどうやって食べるかというと、当然なことに
たんぱく成分は(関西や水沢系にくらべて)多いので、食塩は5%ぐらいに
して食べるのが正式(きっぱり!)ということになります。
あ、関西系のうどんと同量の塩を入れちゃダメですよ。ガチガチのうどんになっちゃいますから..。(米の粉と一緒にして、関西風につくると良いという噂もある)
煮込みにしたとき、あのモチモチして汁のしみ込んだ、何ともいえないあの味。
あれこそが、関東の味でありうどん粉の持ち味だったのですから...。
多摩農園の「村うどん あきる野三里」いよいよ近日発売! 直売所へ走れ(笑)って行けねえって!